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07.眺めのいい部屋

マンション例07

(モバイル版はこちらから)

このテーマ、適正価格の項でも書きましたネ。

「眺め」というのは「新築」マンションにとって割高になる要素。つまり、眺めの良い部屋となると当然販売価格が高くなる。「お客さん、眺めが欲しいかい?じゃ、それだけ払ってね!」となるわけ。

ところがこの「眺め」なるもの。これほど当てにならないモノはないのデス。

実は資産価値として見ると、ほとんど無価値どころか、新築で買ってしまうと、のちのち「損」してしまうことも。「適正価格パート2」に書いた点、さらに詳しくご説明を。

万子音亭夫婦が最初に買ったマンション。中層階だったのである程度の眺めはあったんですよ。新築なので、当然それが価格に反映。が、買う前の調査で、気になることが…。「南側」に面した部屋。窓の外に相当古い建物の屋根が見えたんです。

これって、取り壊して新しい建物を建てようとなったら、多分、今よりもずっと高い建物になるだろうなぁ…。

普段当たらないくせに、今回だけはその予感、数年で見事に的中。嗚呼。しかも、土地いっぱいに建てられたその建築物は我が家の南の窓からは壁のように立ちはだかったのデス。そうなってみると失われたのは「日当たり」と「眺め」だけではないのです。

あと、もう一つ。何だと思います?

ナント、

「静寂」

これも失われたのです。

「えええええ?何で?????」

そう思ったアナタ、よぉく聞いてください。

意外に思われるかもしれませんが、こういうことなんです。

我がマンションの各階・各戸の生活音が、その新しくできた建物の壁に反射して全部聞こえてくるようになったんです!そう、壁が反響板になり、それまで聞こえてこなかった他の部屋の音がすべて筒抜けに。

さらに数年後、追い打ちをかけることが。

「東側」の窓からはかろうじて遠くが見えていましたが、こちらにも高層のマンションが建ち、ふさがれてしまいました。

そーなんです。1階にくらべて割高だったことの理由。眺めや日当たり。見事に数年で完全に失われてしまったわけです。そうなると高い価格で買った意味はわずか数年で消滅。なんと、なんとで、ナントの戦い…。(なんじゃそりゃ)

ところで、我々の階より上層階の部屋。幸運にも眺めも日当たりも残っていました。ところが、その後、中古売り出し価格を見て仰け反ります。なんと我々の階と価格がほとんど変わりなし。

さらに、もっと驚いたのは…、分譲当時、最安価格で売り出した一番下の階の部屋と、我々の階の部屋、これも中古価格が同じになっちゃったんです!!!つまり…すべての階で価格差はほとんどなくなった!

中古になれば、眺めや日当たりといったメリットは、値段にあまり反映されなくなってくるんですね…。それに、万子音亭のようにそのメリットも数年で失われる可能性大。

さて、でも、眺めや日当たりが良いマンションに住みたい!そう思われる方も多いでしょう。

そんな方に万子音亭がアドバイスするとすればこうなりマス。

まず、ここまでをまとめると、眺めや日当たりの良い上層階の部屋は2つの点でデメリットにもなりえるのです。

1 新築価格に上乗せされ割高になりやすい。そのくせ、その後の日当たりや眺めは保証されない。

2 新築で割高になって買っても、中古で売る際、日当たりや眺めがたとえ良くとも、値段はあまり上乗せされない。

だから、中古で眺めの良い部屋を手に入れるのはいいけれど、新築ではよした方がいい。

そういう意味で、万子音亭はマンションを買われる方に、中古をまずお勧めしマス。

さらに、周りの土地がどうなっているかを知ることが必要。都市計画法の用途地域でその土地がどう指定されているかを知ることです。商業用地であれば、いくらでも高い建築物がまわりに建ちます。住宅地であっても、よく言われる低層住居専用地域に指定されていない限りは高い建物は建ってしまうのです。また、まれにあることですが、地域の指定が変わることも。万子音亭の最初のマンションの区画、住み始めて数年で見事に用途指定が変更されました。

そのあたりをしっかりと調べておく必要があるのですヨ。でも、都市に住むにおいて、「日当たり」や「眺め」というのはきわめて失われやすい要素だと「はな」から思っていた方が精神衛生上には良いです。たとえタワーの高層マンションであっても、すぐ隣に別のタワーが建たない保証はないのですから…。

だから、精神衛生上、「良い眺め」なんて求めるのはやめましょう!マンションは利便性だけで十分!!

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